榎屋克優「日々ロック1~5、BOOTLEG」
ヤングジャンプにて不定期連載中、既刊5巻+外伝1巻
「僕、日々沼拓郎は①勉強できない、スポーツ嫌い。②生まれたときからイジめられっ子。③もちろん彼女は、いる由もない。だけど僕には4文字があった。ROCK。そう、ギター1本あれば僕のはじまりが、いつだってカウントされる。」
絵は下手でもいい。そこに伝えたい思いがあれば何かしら伝わるものはある。ロックも同じだ。
もてない男、やりきれない日々の思い、ただがむしゃらに吐き出すためのロックという手段。
バンドもののマンガは基本演奏シーンを絵だけで表現するが、日々ロックは手描きの歌詞で画面いっぱいに叩きつける。
1巻ごとに一区切りで短期集中連載であることも勢いを生み出している。
今、一番新刊を待ち望んでいるが、雑誌上ではまだ新章は始まっていない。
評価:★★★★(おすすめできる)