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フジロック2016雑感(三日目&その他雑感)

7/24

11:00~12:00 MARK ERNESTUS' NDAGGA RHYTHM FORCE @ Green

フジお得意の民族音楽枠のアフリカンビート。
弦楽器よりも打楽器が主の構成、とにかくビートを浴びせ倒す。
そこに骸骨みたいに細い姉ちゃんの呪術的なダンスが加わり完成する。
木陰の下で何も考えずに聞いていると魂が飛び出そうになった。


13:10~14:00 DEAFHEAVEN @ White

Whiteにたまにぶっこまれるメタル・ハードコア枠担当。
しかし、Black Metalを真っ昼間に持ってくるのは暴挙かと思う。
まあ、彼らはPOST ROCKやShoegazerの要素もあるからいいか。
肉弾戦担当セキュリティが並ぶ中、ヴォーカルが煽り、サークルモッシュが起こり盛大な砂嵐が発生する。
過ぎた後に額から大出血していた兄ちゃんは大丈夫だっただろうか。
このヴォーカルが中々いい動きをして客を煽ったり、聴かせる部分では指揮者の真似事をしたりとナルシズムにあふれていた。




14:10~15:10 はちみつぱい  @ Heaven

鈴木慶一御大率いるはちみつぱいを70年代フォーク・ロックバンドという前情報で観に行った。
そしてたら、永遠と続くジャムセッションから超絶サイケサウンドに移行して、熟年の凄みを魅せつけた。
終盤には本来のフォーク・ロックや日本語ロック的な部分も出てきたがこれはこれでいい。
最後の煙草路地を皆で楽しく合唱して終了。




16:30~17:30 白崎映美&東北6県ろ~るショー!! @ Orenge

Orenge跡地が屋根付き休憩所になり、その横に小さいステージが併設された。
空き時間は素人参加イベントをやっていた。
謎のおばさんがスキャットをループマシンを駆使して重ねていく一芸が中々のものだった。

上々颱風の白崎映美が東北の祭りとちんどん屋を合成したユニットで登場した。
さすが芸歴30年は伊達ではなく、客をいじり方も巻き込み方もトークも最強である。
山車に踊り子ちんどん屋、祭り囃子と管楽器、ロックサンドが混じりあう楽曲は日本ならでは。
もうチョット土着性の強いオリジナル曲を増やしてHeavenで観たかった。


18:10~19:00 BABYMETAL @ White

本来ならThe Avalanches→JACK GARRATTというコースだったのだが、キャンセルのため奥地に行ったのが運の尽き。
BABYMETALによって入場規制がかかり、グリーン方面へ向かうのは困難だっためとどまることにする。
まあ、ショウビズですな。
フジで観るものではないが、よくできてはいる。
ちょっと巨大なサークルモッシュWODに期待していたが、端のほうだったため観れなかった。

20:00~21:00 Explosions In The Sky @ White

客が一気にレッチリへと向かったので、これ幸いと最前列をゲット。
そしたら、横に隣のテントの青年がいたのでこれ幸いと音楽談義で時間を潰した。
4年前に観た日が落ちる瞬間の爆発が思い起こされ期待が高まる。
始まりの一閃したギターの音が聞こえただけでもう至福である。
彼らの曲は1曲の中で静と動が作られているため、感動が何回も沸き起こる。
そして、最後のThe Only Moment We Are Aloneに集約される。
丁寧に積み重ねていき、最後のブレイクでの大轟音、そしてギロチンの様に訪れる終わりで昇天する。




21:00~22:30 RED HOT CHILI PEPPERS @ Green

Explosions In The Skyが定刻より5分以上早く終わってしまったので、開始に間に合うと考えGreenへ向かった。
正直時間がかぶっていなければKAMASI WASHINGTONを観に行く予定だった。
評判がすこぶるよかったので30分だけでも観に行けば良かった。

以前サマソニで観たレッチリはギターが交代したばかりで、息があっていなくイマイチだった。
それからだいぶ経っているので今回はすっかり馴染んでいた。
全体的に前回観た時よりも良かったが3日間のなかで一番PAとの相性が悪かったと思う。
イマイチ音に迫力が無かった。
それでも楽器隊のアンサンブルは唯一無二だし、知っている曲が多いから盛り上がる。
ちょっと歌ものが多く、アンソニーの調子もそこまでも無かった。
セットリストも直前に韓国で演ったモノのほうが良かったな。



22:40~23:40 BATTLES @ White

ますます変態マスロック度が高くなるBATTLES。
もちろんシンバルの位置も高くなる。
一番好きなEP C / B EPからの曲が多かったのでセトリは過去最高。
5年前に3人編成になった直後の演奏も観ているがその時とは雲泥の差の完成度だ。
Atlas、Summer Simmer、HI/LO、The Yabbaの流れは素晴らしすぎた。

これで〆るのがふさわしいと思い、電気グルーヴはまたしても観ないで終わった。


一瞬だけ雨が降ったが雨具が無くても耐えられる程度だった。
この日ややや雲が少なく日差しが強かった。
そして、なんといっても人が多かった。
レッチリに過去最高の人を集めようとしたタイムテーブルを組みやがった。
グリーンの混雑は過去最高で後方通路前までの椅子は撤去されていた。


その他雑感

・スイカ対応店が公式だけではなくかなりの店で使えて便利、来年は2万円ぐらいチャージしていこう
・オアシスの橋が復活、超重要
・アーティストグッツが場外のオフィシャルの隣へ移動、元の位置にはトイレ設置
・ホワイトのトイレが増設
・レッドの屋根が高くなる、その分横から雨が入りやすくなった
・レッドの左右に演出装置追加
PAが全体的に変更されていて、音が良くなっていた、特にレッド
・入場ゲートがICチップで自動化、リストバンドを事前に郵送、これは超効率的
・オレンジ跡地が巨大な屋根付き休憩所