フジロック2015雑感(三日目)
最終日はTxarngoから始まる。
オレンジ廃止の影響で民族系のバンドをホワイト朝一で観れるのは悪くない。
配ったCDをゲットできたのでご機嫌。
気温が上がる前だったから踊れたが、その後は日向には居ることができない状態だった。
Jim O'RourkeとGaman GilbertoとBLOODEST SAXOPHONE feat. JEWEL BROWNはヘブンの端の日陰で休みながら耳に入れる程度。
予定していたTodd Rundgrenは頑張って陽の下へ出たが、の最中に曇り始めてたすかった。
そして開催されたのは御年67歳の御大自らコーチするエアロビ教室。
バンド編成で観たかったが、流石のアレンジ力で楽しさは抜群である。
苗場の爆笑王の称号は僅か2日でDave GrohlからTodd Rundgrenへ移譲された。
その後はグリーンに戻りJohnny Marr。
割とSmithの曲やったので良し。
見た目も演奏も衰えは感じなかった。
こういう機会でもなければ観ないであろう椎名林檎はよく出来たステージングであった。
衣装や立ち振舞など独自の世界観があり、バックの演奏力も高かった。
初期の曲もあったので、とりあえず椎名林檎を観たという記憶が刻まれた。
Ryan Adamsが凄い良かったのだが、トイレとRIDE優先で少ししか聴けなかったのが残念である。
しかし、優先したRIDEはこの日のベスト。
コーチェラの中継ではイマイチだったが、フジでは音量ばっちし。
最後の2分ほどのノイズ嵐はシューゲイザーの醍醐味だ。
RIDEの余韻に浸っていたら、Of Monsters and Menが混み過ぎで入れなくなっていた。
これも非常に良かったと後から聞いたので残念である。
トリはNoelにした。
以前観たが新作の出来とMarrが出てこないかと思って。
結局は出てこなかったが、それでも曲の質は良い。
しかしOasisの曲が盛り上がりすぎてなんだかなーと思った。
総括
・邦楽多すぎ、前に出たの多すぎなど期待値が低かったがやっぱり楽しかった。
・低予算で去年よりも人が来たみたいだから来年の20周年は期待している。
・過去にキャンセルした奴らで20周年をやったら面白いのでは? Morrissey、Queens of the Stone Age、Kanye West 意外にバランスいい組み合わせだぞ。
・予想外にRIDEが良かったので日程の都合がつけば11月の単独に行こうと思う。
フジロック2015雑感(二日目)
二日目の朝一はホワイトでRäfven。
オレンジの廃止によって民族系をここの時間に持ってきたようだが、これは良い点だと思う。
体力が残っているので全力で踊れる。
後のことは知らん。
以前にフジに出たときの評判は聞いていたが、ライブで叩き上げた実力で客をノセていく。
惜しむべきはロシア民謡が似合いそうな低い良い声をしているので、歌ものをもう少し増やしてもいいのではなかろうか。
続く上原ひろみは、モッシュピットで弾く超絶技巧を真近で凝視する。
合間のMCで初めて聞いた声が妙に可愛かったが、その後の演奏との落差が激しすぎた。
顔で弾くタイプのピアニストである。
Nate Ruessと栗コーダーを半分寝ながら観て体力回復を図る。
栗コーダーのピタゴラスイッチのテーマがちょっと嬉しい。
Super Furry Animalsのスペーシーな演奏をギリギリまで聴いて、この日のベストだったFhilip Sayceを最前列で挑む。
始まる前は今回最も人が少なかったが、終わってみれば大盛況でホッとした。
お手本のようなクリアなギター音とチョーキングで、一時間以上弾き倒した。
イケメンで歌もうまいが、あまり記憶に残らないタイプである。
しかし、ギターは記憶に刻まれる腕前だった。
あまりにはしゃいでいたら終了後に周りから話しかけられた
以前、サマソニでThe Pop Groupを観ていた時も同様の反応をされた。
deadmau5は観れずにそのままMuse、ギリギリモッシュピットに入れたが、最後尾が一段高く後ろから押されることもないので非常に観やすかった。 過去に何回も観ているが、演奏の完成度は頂点に達していた。目新しさはなかったが、もはや大御所の風格である。
Museを最後まで観てからベルセバへ行き、多幸感に溢れて二日目を終える。
フジロック2015雑感(前夜祭~一日目)
私的にフジロック最大の特徴だと思っていたオレンジが廃止されたので、テンションが上がらず。
邦楽の多さと目新しさが少ないことも更に追い打ちをかける。
7/23 前夜祭
時間があったので、鈍行列車で越後湯沢に14時半ごろ到着した。
これを逃すと次の到着時刻が4時間後になり、前夜祭が危なくなるのだ。
しかし、雨が降っていたため、駅構内で時間を潰して会場へは17時頃到着した。
バスの待ち無し、リストバンド交換も待ち無しなので、去年と同じぐらいの客入りかと想定した。
前夜祭は何回見ても楽しめるチャランポランタン、観る予定だったThe Districts、見たかったけど時間が合わなかったPerroskyで素晴らしい組み合わせ。The Districtsはイマイチピンとこなかったが、他二つは期待通りで明日へのテンションが上がる。
23時過ぎに帰ろうとするとタイミングよく雨が上がったので、明日に期待したい。
7/24 一日目
初日は小康状態で雨具もほぼ使わず快適な気温。
10時頃に会場入りして、いつもどおりグリーンでROUTE17を観つつ、チャランポに間に合うように移動する。
その後The Vaccinesと続く。
チャランポは相変わらずノリの良さとMCの面白さが光る。
前夜祭ではスーダラ節、今日はSaturday Nightなどカヴァー曲も入れて取っ付きやすく、おっぱいブギなど強烈な持ち曲を繰り出した。
Räfvenがゲストで登場し、翌日の彼らの公演への参加を取り付けるというサプライズもバッチリ。
Owl City、Drenge、Kitty,Daisy&Lewisと続く。
Owl Cityはキーボードのねーちゃんが可愛いぐらいしか記憶にないが、ポップでキャッチーなのでそれなりに盛り上がっていた。
それとは真逆でDrengeは男臭いゴツイギター音をかき鳴らしていたが、ヴォーカルの相性はいまいちだと思った。
Kitty,Daisy&Lewisはこの日のベスト。個性的なメンバーと次々に変わる演奏楽器、そこから聞こえてくる古き良きRock 'n' roll調の楽曲は素晴らしきエンターテイメントである。
女性3人は金と銀ボティースーツ、深紅のパンツスーツという突き抜けっぷり。
もしかしたらもう観れないかもしれないBoom Boom Satellitesを2曲だけ観て、こっちも最後の来日になるかもしれないMotörheadのモッシュピットへ突入した。過去に何回も観ているが、一番アグレッシブなセットリストで客の狂乱度も上々である。
もう上手い下手とか関係なく、レミーが歌ってベースを弾いて立っていればそれでロックンロールなのである。
グリーンのセットチェンジの合間にRoyal Bloodを覗いて、最後まで見たいと思いつつ初めて見るFoo Fightersへ向かう。
骨折ネタで笑いを取りつつも、骨折を感じさせない渾身のパフォーマンス。原曲の再現度やタメの長さなど問題点はあるが、勢いという意味では最高だった。
2015年06月購入の書籍
Kindleの50%ポイント還元があったため、狙っていたビジネス・技術書関係を大量購入。
大半の新刊は1月以内にKindle化していることを実感した。
沙村広明の新作はおひっこし系統の現代劇で、作者特有の会話の面白さが抜群である。
彼は、ハルシオン・ランチ系列の不条理SFギャグと無限の住人系列の殺伐系を合わせた3系統のラインナップを有してが、それら全てが連載中という現状は大変喜ばしい。
アフタヌーン、ネメシス、楽園の3誌と画廊に数点卸しているので、合計すると月刊2誌ぐらいの仕事量を抱えてあの画力を維持しているとなると、そうとう手が早いと思っている。
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「四月は君の嘘 11」 もう少し読みたいと思わせる絶妙なところでの引きは見事で涙が止まらない
「怨讐星域」 あらすじと梶尾真治著作ということで、3冊まとめて購入&一気読み。今年読んだ中では一番おもしろかった。終点が決まっている年代記ものは、そこへ至るまでの積み上げが大切だが、3冊もあると濃厚である。
「7SEEDS 29」そろそろ終わりそう。また、面白くなってきた。
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金田一蓮十郎の新連載は、相変わらず舞台設定の勝利が光る。
高畠エナガの初連載、この人は短編のほうが光ると思う。
鬼頭莫宏は「のりりん」と「なにかもちがってますか」が終わってしまったので残る「終わりと始まりのマイルス」に手を付けるのか?連載していたエロティクスFはもうなくなったが。
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- 作者: 金田一蓮十郎
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Re:ゼロから始める異世界生活 第一章 王都の一日編 2 (MFコミックス アライブシリーズ)
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Re:ゼロから始める異世界生活 第二章 屋敷の一週間編 (ビッグガンガンコミックス)
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最近気になった音楽関係の小ネタ
今年のフェスNo1ラインナップはLollapaloozaで決まりだな。 ヘッドライナーが旬ではないが、時点に旬を取り入れているのでバランスがよい。しかし、Florence And The Machineはそこまで人気だとは知らなんだ。
http://www.lollapalooza.com/2015-lineup/
こんなに早くGodspeed You! Black Emperorの新作が出るとは思わなかった。前作は動静動静の曲順だったが、今作は動静静動の順になっている。ただし、1曲目が重厚に展開しているため、4曲目の開放感が強調された。
Godspeed You! Black Emperor: Asunder, Sweet and Other Distress – album stream | Music | The Guardian
Noel Gallagherの新作はOasisのキャリアを含めてもTop3に入る出来だと思う。飛び抜けた曲があるわけではなく、アルバム全体としてよどみなく通して聴きやすいため、完成度の高さを感じる。フジロックに来るだろうし楽しみだ。
Waltariの新作「You Are」が会心の一撃。これまで展開してきた様々な音楽性を全て内包しつつ、Waltariの名のもとにまとめてきた。メタル、ファンク、デス、エレクトロニカのごった煮なのになんでこんなにポップでかっこいいんだ。